ああああああ

何かしらを書くかもしれない

就活を振り返る

注意

日記と雑感のようなものだと思ってください。100%個人の経験からなる記述なので、真に受けすぎないでください。就活は特に業界や職種、年度、個人の性格や経験により、全く異なる性質となる可能性が高いです。参考にするもしないも自由ですが、あくまでも自己の責任の上で行って下さい。また、個人の特定を避けるため、ぼかした表現にしているところが多くあります。

 

簡単な情報

2023年度卒

理系修士

メーカーの研究開発職

 

志望業界、職種

研究が楽しかったのと、ずっと複数人で仕事するのは向いてなさそうだったので、研究職につきたいと思っていました。研究室の対象と被る分野で主に見ていました。研究室での研究はかなり基礎的なことであったため、説明会などで業務内容を聞き、基礎研究はあまりできなさそうだとわかってちょっと残念に思いました。自分が基礎研究に思い入れがあるとわかったので、研究対象にこだわらずいろんな業界の研究職を見始めました。専門知識がなくても研究職になれる業界はいくつかあり、その中で基礎研究が特に盛んに行われていそうな企業をいくつか目星をつけました。結果、その中の一つから内定をいただき、即決しました。

 

自己分析について

結局ここが大事なのだと思います。自己分析とは(名前が気持ち悪いのであまり使いたくないのですが)自分が何をしたいのか、何をしたくないのか、どういう環境で働きたいのか、どういう環境が嫌なのか、何が得意で何が苦手なのかということをきちんと理解しておくということだと思います。これが分かっていないと、志望企業も職種も定まらず、ESや面接の志望理由や自己PRも難易度が上がってしまいます。例にもれずここにずいぶんと悩みました。マイナビなどの自己診断ツール?みたいなやつを参考にしたり、自分史と呼ばれるやつを作ったりもしました。また、いろんな職業の人の話を聞いて「自分ならこの生活ができるか、楽しいか」ということを想像したりもしました。自分をよく知っている人に相談するのも大事だと思います。恥ずかしくて友人にはあまり話していませんでしたが、キャリアセンターの人によく相談していました。友人や先輩にもぜひ相談してみると、客観的な意見がもらえていいと思います。

振り返ると、過去の自分や今の自分を踏まえて「こういう仕事が好きなのではないか?」という仮説を立てて、「やっぱり楽しそう」と思うか「なぜか惹かれないな」と思うかどうかで自分が重視する変数を調べていくというのが感覚的には最も近い気がします。客観的な意見を取り入れるのも、変数を知る上では大事そうですし。いずれにせよ、論理よりも感性の話だと思うので、自分の直感を信じて、その理由を探す感覚で進めるのがいいのかもしれません。あと、「ここは嫌」みたいなのを消去法で消していくのも、自分を知る上で役に立った印象があります。今思うと、このあたりは目的は全く違いますが、『リサーチのはじめかた』という本の内容とかなり似ていますね。

 

情報収集

自分を理解できたら、次は相手を知りましょう。業界の特徴や職種の特徴、会社の特徴など、様々な切り口でネットサーフィンしましょう。その際に、「自分がこの仕事は楽しめるか」「この人たちと快適に働けそうか」みたいなことにはアンテナを張っておきましょう。情報だけでなく、自分の感情についてもメモを取ってもいいでしょう。ビールを飲みながら企業のホームページを見たり、企業説明会に参加してほかの企業との違いを感じたりしていました。似たような業務内容の会社でも、かなり雰囲気が違うのは個人的には驚きでした。

 

ES、面接など

企業が就活生の何を見ているのかを考えましょう。持論としては「内定を出したら長く働いてくれるか」「良い働きをしてくれるか」という二点を見ていると考えています。内定を出しても辞退されたりすぐ退社されたりしたら意味がないですし、働いているけどやる気がない、とかも良くないですし。それらを調べるために、就活生の人となりや能力を問うていると考えられます。ですので、すべての設問において上記の二点を伝えることを意識しましょう。すべての設問ですよ。「長く働きそうだ」と伝えるためにはなぜこの会社か、自分が会社でどんなことをやりたいのか、自分が何を重視しているのかを伝える必要があります。「いいはたらきをしそう」と思わせるためには、自分がどのような能力があり、どのような環境で働くことを好み、その会社と自分とがいかにマッチしているか、を伝える必要があります。自分と相手を知り、きちんと理由を説明できるようになっておきましょう。また、文章力や思考力、伝える能力も同時に見られていると思います。相手の目線に立って、相手の頭にはてなが浮かばない、解釈が一通りに定まる読みやすい文章を書きましょう。ESに関しては、人から添削を受けたり、『日本語作文の技術』に目を通したりした覚えがあります。面接は慣れるまでは誰でも緊張すると思います。「これだけ準備して無理なら縁がなかった」と割り切れるまで準備をし、お祈りされたらどこかが合わなかったんだろうと諦めて、おいしいものでも食べて切り替えましょう。あ、敬語はそこそこちゃんとしてたらおそらく大丈夫なので、伝える内容や笑顔を大事にした方がいいと思います。あと、頭が回転しすぎて「聞かれたことに答えられていない回答」をしてしまいがちなので、質問を正確に聞いて、それに対して回答しましょう。当然だと思いますが、意外とできていないことがありました。

 

細かいアドバイス

もしも今から就活を始めるなら、就活用メールアドレスを作成することをお勧めします。Gmailとかで大丈夫です。

「第一志望ですか?」みたいな茶番は笑顔で乗ってあげましょう。どうしても乗りたくない人もいるかも知れませんが、個人的には乗らないリスクよりメリットが勝つと思います。

 

スケジュール

M1 5月~8月 

マイナビインターンの予約が始まるタイミングで、情報を集め始めました。研究対象が近い何社かにインターンのESを提出しましたが、一社しか通りませんでした。ただ、ESを書く中で博士課程に進学するか就職するか、どういう企業に就職したいかを考え始める良い機会になったと思います。

M1 9月~12月 

視野を広げていろんな企業の説明会(20社くらい?)に参加し情報を集めました。その中で「研究に力を入れている」「人事の方と波長が合いそう」「世の中に与えるインパクトが大きい」といった部分が自分にとって大事だと感じるようになりました。何社かインターンのESを書いてはキャリアセンターや研究室のメンバーに見せてコメントをもらって修正する、という流れを繰り返しました。

M1 1月~4月 

本選考のESの提出と面接を重ねました。二社のインターンに参加しました。多くの企業を受けて一社にかける時間が減るのは嫌だったので、企業の情報を集め、自分と合っていると直感した企業を中心に、15社程度ESを出しました。業界によって平均申し込み数は違うようですが、経験上説明会やホームページで「合わないかも」と少しでも思った企業はESや一次面接で落とされたので、もう少し絞っても良かったです。また、第一志望の会社については受付開始すぐからESを書き始め、OB訪問やキャリアセンターでコメントをもらい、〆切直前までずっと書き直していました。面接前は、自分の特性(好きなことや能力、大事にしたいこと)と受ける企業の特性(どんな事業をしていて、どんな人を採用したいか)を他の人にわかりやすく伝えられるくらい理解することに全力を注いでいました。4月に第一志望から内定をいただいたので終了しました。