ああああああ

何かしらを書くかもしれない

ロシア語をにわかが語ってみた

第1章 出会い

あの日まで私は少しアニメや女性声優が好きなだけの普通の高校生だった。しかしその日、ある声優さんを知った。上坂すみれさん(以下すみぺ)である。

すみぺの名前は鬼灯の冷徹のEDのおかげで知っていたのだが、詳しく知れば知るほど「な、なんなんだこの人は…」となり続ける、噛めば噛むほど味が出る、スルメ声優なのだ(語弊)。

すみぺのどこにそんな驚いたかというと、そのソ連への愛情にある。ソ連を愛し、上智大学国語学部ロシア語学科卒業、1stアルバムのタイトルは「革命的ブロードウェイ主義者同盟」…など、挙げだすとキリがないので詳しくはwikiでも見てくださいな

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%9D%82%E3%81%99%E3%81%BF%E3%82%8C

 

この人はロシアのことが好きでしかもそれを発信していく姿勢や自分の好きなことを好きと言える芯の強さに惹かれて、いつしかこんなにもすみぺ魅了するロシア語を学んでみたいと思うようになっていったのだ。

あの日から、私は少しアニメや女性声優が好きなだけの普通な高校生から、少しアニメや女性声優が好きでロシアに少し興味があるだけの高校生となった。

 

時は流れ、私は無事京都大学に入学した。そして第二外国語を選ぶ時、「ろ、ロシア語あんの!?!?なんで???」と思いつつももちろんロシア語を選ぶことを決めた。両親に「もっと役立ちそうな言語を選べばいいのに」「難しそうだけどほんとに大丈夫?」とやんわりと反対され、「すみぺに憧れて…」なんてもちろん言えないので少し説得に苦労したが、ロシア語を無事履修登録し、京都大学で本格的にロシア語と出会うこととなる。

 

 

第2章 ロシア語愛を語ろう

先に言っておくが、私は日本語と英語とロシア語しか知らないし、ロシア語なんて週2日を4ヶ月やった程度のにわかなので、日本語と英語と比較してこれまでに習ったロシア語の面白いところを書いていくことになる。余談だが、面白いと思ったからと言って毎日ロシア語でドストエフスキーを読んでいる、なんてことは全くなく、テスト直前なんて焦りまくってた系の人種なので悪しからず。前置きが長くなってしまった。

全体的な印象としては、英語よりはかなり日本語に近い言語だなーといった感じだ。また、ロシア語の単語を覚えていると英語に似たような単語がある単語が多いことに誰でもすぐ気付くと思う。あとは名詞が男性女性中性の3つに分けられることで英語にも日本語にも全くない感覚を味わうことになると思う。

 

1つ目から行こう

有名だとは思うが、ロシア語には6つの格変化(単語に「~を」や「~の」といった意味を持たせるもの)がある。そのため、格変化がない英語では存在するSVOのような決まった語順(もちろん例外はある)がなく、思いついた順に単語を置いていっても伝わってしまうのだ。これが日本語にすごい似てるんだ。例えばこの文章「タケシがボブにお前のことアリくらい好きだって言ったんだよね」について考えてみる。

英語だと「Takeshi told Bob that I liked him as much as aunts」とはなっても「Bob told Takeshi that ~」とすると意味が変わってしまう。でも、格変化があると「ボブに、言ったんだよね、タケシが、お前のことアリくらい好きだって」と言っても通じるのだ。通じたでしょ?日本語でも(ドヤ顔)。

語順が似てると言えば英語だと場所とかを表す時に文末に置きがちだが、ロシア語は日本語と同じように最初に置くことが多い気がするし、そもそも先生が「日本語の語順の通りに書いたらいいよー」と言っていた(責任逃れ)。

ちなみに、格変化で固有名詞も変化するので、文章中でイヴァンがイヴァナになったりアンナがアンヌになったりするのも地味に面白かったりする。

 

2つ目、英語っぽい単語だが、これはなんか改めて話すとそんなにインパクトがないが、この概念は最近入って来たのかな、とか考えると面白いし、単語覚える時に役立つ(本音)。例えばстудент(カタカナにしづらいがあえてするならストゥジェント)英語のstudentだったり футбол(フドボル)が英語のfootballだったりとか。あーサッカーって概念は新しそうだなーとか考えながら単語覚えてるとちょっと楽しい。

 

最後の名詞の性についてだが、始めは「本は女性なんだーなんでだろー」とか考えてたがたぶん関係ない。そんなの覚えられへんやん普通!と思うかもしれないが、安心してくれ。単語の最後の文字で性がわかる(わかってしまう?)のだ。例えば最後が子音だと男性、aだと女性、oだと中性、みたいな感じである。名詞の性によって動詞や形容詞の語尾も変わるし、格変化の仕方も変わるので3倍覚えなきゃいけない感じだけど不規則変化少ないから許してあげて。

これ、何がやばいって「友達と遊んでる」って言う時に男友達か女友達かって特定しちゃうんだよね(もはや別の単語がある)。浮気できn…。

 

 

こんな感じで、文字変だし意味わからんでしょ!と思われがちなロシア語も(物好きにとっては?)面白いんです!!!

最初小説風なのに途中から口語になってったり適当ですがここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

ロシア語(とすみぺ)に少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。

間違いあったら遠慮なく指摘してください。それと、感想を頂けると大変喜びます。

それではまた機会がありましたら。