ああああああ

何かしらを書くかもしれない

就活を振り返る

注意

日記と雑感のようなものだと思ってください。100%個人の経験からなる記述なので、真に受けすぎないでください。就活は特に業界や職種、年度、個人の性格や経験により、全く異なる性質となる可能性が高いです。参考にするもしないも自由ですが、あくまでも自己の責任の上で行って下さい。また、個人の特定を避けるため、ぼかした表現にしているところが多くあります。

 

簡単な情報

2023年度卒

理系修士

メーカーの研究開発職

 

志望業界、職種

研究が楽しかったのと、ずっと複数人で仕事するのは向いてなさそうだったので、研究職につきたいと思っていました。研究室の対象と被る分野で主に見ていました。研究室での研究はかなり基礎的なことであったため、説明会などで業務内容を聞き、基礎研究はあまりできなさそうだとわかってちょっと残念に思いました。自分が基礎研究に思い入れがあるとわかったので、研究対象にこだわらずいろんな業界の研究職を見始めました。専門知識がなくても研究職になれる業界はいくつかあり、その中で基礎研究が特に盛んに行われていそうな企業をいくつか目星をつけました。結果、その中の一つから内定をいただき、即決しました。

 

自己分析について

結局ここが大事なのだと思います。自己分析とは(名前が気持ち悪いのであまり使いたくないのですが)自分が何をしたいのか、何をしたくないのか、どういう環境で働きたいのか、どういう環境が嫌なのか、何が得意で何が苦手なのかということをきちんと理解しておくということだと思います。これが分かっていないと、志望企業も職種も定まらず、ESや面接の志望理由や自己PRも難易度が上がってしまいます。例にもれずここにずいぶんと悩みました。マイナビなどの自己診断ツール?みたいなやつを参考にしたり、自分史と呼ばれるやつを作ったりもしました。また、いろんな職業の人の話を聞いて「自分ならこの生活ができるか、楽しいか」ということを想像したりもしました。自分をよく知っている人に相談するのも大事だと思います。恥ずかしくて友人にはあまり話していませんでしたが、キャリアセンターの人によく相談していました。友人や先輩にもぜひ相談してみると、客観的な意見がもらえていいと思います。

振り返ると、過去の自分や今の自分を踏まえて「こういう仕事が好きなのではないか?」という仮説を立てて、「やっぱり楽しそう」と思うか「なぜか惹かれないな」と思うかどうかで自分が重視する変数を調べていくというのが感覚的には最も近い気がします。客観的な意見を取り入れるのも、変数を知る上では大事そうですし。いずれにせよ、論理よりも感性の話だと思うので、自分の直感を信じて、その理由を探す感覚で進めるのがいいのかもしれません。あと、「ここは嫌」みたいなのを消去法で消していくのも、自分を知る上で役に立った印象があります。今思うと、このあたりは目的は全く違いますが、『リサーチのはじめかた』という本の内容とかなり似ていますね。

 

情報収集

自分を理解できたら、次は相手を知りましょう。業界の特徴や職種の特徴、会社の特徴など、様々な切り口でネットサーフィンしましょう。その際に、「自分がこの仕事は楽しめるか」「この人たちと快適に働けそうか」みたいなことにはアンテナを張っておきましょう。情報だけでなく、自分の感情についてもメモを取ってもいいでしょう。ビールを飲みながら企業のホームページを見たり、企業説明会に参加してほかの企業との違いを感じたりしていました。似たような業務内容の会社でも、かなり雰囲気が違うのは個人的には驚きでした。

 

ES、面接など

企業が就活生の何を見ているのかを考えましょう。持論としては「内定を出したら長く働いてくれるか」「良い働きをしてくれるか」という二点を見ていると考えています。内定を出しても辞退されたりすぐ退社されたりしたら意味がないですし、働いているけどやる気がない、とかも良くないですし。それらを調べるために、就活生の人となりや能力を問うていると考えられます。ですので、すべての設問において上記の二点を伝えることを意識しましょう。すべての設問ですよ。「長く働きそうだ」と伝えるためにはなぜこの会社か、自分が会社でどんなことをやりたいのか、自分が何を重視しているのかを伝える必要があります。「いいはたらきをしそう」と思わせるためには、自分がどのような能力があり、どのような環境で働くことを好み、その会社と自分とがいかにマッチしているか、を伝える必要があります。自分と相手を知り、きちんと理由を説明できるようになっておきましょう。また、文章力や思考力、伝える能力も同時に見られていると思います。相手の目線に立って、相手の頭にはてなが浮かばない、解釈が一通りに定まる読みやすい文章を書きましょう。ESに関しては、人から添削を受けたり、『日本語作文の技術』に目を通したりした覚えがあります。面接は慣れるまでは誰でも緊張すると思います。「これだけ準備して無理なら縁がなかった」と割り切れるまで準備をし、お祈りされたらどこかが合わなかったんだろうと諦めて、おいしいものでも食べて切り替えましょう。あ、敬語はそこそこちゃんとしてたらおそらく大丈夫なので、伝える内容や笑顔を大事にした方がいいと思います。あと、頭が回転しすぎて「聞かれたことに答えられていない回答」をしてしまいがちなので、質問を正確に聞いて、それに対して回答しましょう。当然だと思いますが、意外とできていないことがありました。

 

細かいアドバイス

もしも今から就活を始めるなら、就活用メールアドレスを作成することをお勧めします。Gmailとかで大丈夫です。

「第一志望ですか?」みたいな茶番は笑顔で乗ってあげましょう。どうしても乗りたくない人もいるかも知れませんが、個人的には乗らないリスクよりメリットが勝つと思います。

 

スケジュール

M1 5月~8月 

マイナビインターンの予約が始まるタイミングで、情報を集め始めました。研究対象が近い何社かにインターンのESを提出しましたが、一社しか通りませんでした。ただ、ESを書く中で博士課程に進学するか就職するか、どういう企業に就職したいかを考え始める良い機会になったと思います。

M1 9月~12月 

視野を広げていろんな企業の説明会(20社くらい?)に参加し情報を集めました。その中で「研究に力を入れている」「人事の方と波長が合いそう」「世の中に与えるインパクトが大きい」といった部分が自分にとって大事だと感じるようになりました。何社かインターンのESを書いてはキャリアセンターや研究室のメンバーに見せてコメントをもらって修正する、という流れを繰り返しました。

M1 1月~4月 

本選考のESの提出と面接を重ねました。二社のインターンに参加しました。多くの企業を受けて一社にかける時間が減るのは嫌だったので、企業の情報を集め、自分と合っていると直感した企業を中心に、15社程度ESを出しました。業界によって平均申し込み数は違うようですが、経験上説明会やホームページで「合わないかも」と少しでも思った企業はESや一次面接で落とされたので、もう少し絞っても良かったです。また、第一志望の会社については受付開始すぐからESを書き始め、OB訪問やキャリアセンターでコメントをもらい、〆切直前までずっと書き直していました。面接前は、自分の特性(好きなことや能力、大事にしたいこと)と受ける企業の特性(どんな事業をしていて、どんな人を採用したいか)を他の人にわかりやすく伝えられるくらい理解することに全力を注いでいました。4月に第一志望から内定をいただいたので終了しました。

100円ローソン

100円ローソンが潰れた。

こう書くとつい最近の話のようだが、一年かそれ以上か前の話である。セブンイレブンでいつも通り5枚切りの食パンを買う時、ふと思い出した。そこまで頻繁に行っていたわけではないし、潰れてからも特に不便なく暮らしている。100ローなんて略し方もしなかった。ただ、改めて思い返すと思い出せることはあるもので、せっかくなのでこれを気に100円ローソンと私の関係を記録しておこうと思う。

 

同時並行で色々な記憶が溢れてくるので、「一番最初に思い出したもの」みたいなものはない。何からでも良いが、とりあえず店員について書こうと思う(何からでも良いと言いつつも別れの日は最後に書こうとしているところに我ながらあざとさを感じる)。

店長らしきおじさんは基本的にいつもいた。夜遅い時間や朝早い時間にはワンオペでやっていたように思う。労働時間が心配に思った記憶がある。それ以外の店員としては、若い日本人はほとんど入っておらず、若い留学生かシルバー世代の男性がほとんどだった。店長以外の店員はレジを出て棚の方に行っていることが多かった。客がそこまでいなかったからだと思う。通路が狭く見通しも悪かったから、すいませーんとレジから声を掛けることが多かった。

そういえば、店長にバーコード決済をお願いする時の手付きが好きだった。バーコードが表示されるタイミングに合わせてバーコードリーダーをゆっくりと画面に近づけるようにしてバーコードを読み取っていた。1秒ほどのラグがあり、決済完了の音がする。「ありがとうございました〜」愛想が良いわけではないが優しい声を背中に(本当は左側からだが)聞きながら、軽く後ろを振り返り、「ありがとうございました」といってガラスの扉を押して外に出る。その一瞬だけ店長と心が通じたような気が少しだけしていた。

 

店内は結構暗かったと思う。恐らく、蛍光灯の問題というよりは、低い天井と高い棚に挟まれて光が届かなかったからだと思う。それでも、入口すぐの生鮮コーナー(肉や野菜もあり、場違いなほどに充実していた)やパック系の飲み物コーナーなどは棚からの光で明るかった。まっすぐ入り、100円くらいの食パンを手に取り、店長や留学生やシルバーの男性がいたりいなかったりするレジに向かう。PayPayで、と伝えつつ、スマホを操作してバーコードを表示させる。基本的にはそういう使い方だった。時折、朝起きてから食パンを切らしていることに気づいた日などは、食パンの代わりに菓子パンを手に取り、同じ動作を行う。通路が狭く、レジに人が並んでいるか分からないから、勘でルートを決める。人がいそうなら棚と棚の間から、いなさそうなら入口側から。

 

ある日、同期が「100円ローソンなくなるっぽいな」と話しかけてきて、なくなることを知ったのだったと思う。同期はよく1.5Lのノンカロリーコーラを買っていた。ペットボトルの飲み物の棚は入り口から一番奥にあった。そのコーラはコカでもペプシでもないよく分からないメーカーのものだったが、一回飲んだら普通に美味しかった。案の定同期はコーラを買う場所がなくなることを嘆いていたように思う。閉店前に2回くらい100円ローソンに行ったと思う。記憶がほとんどないので、実際は5回かも知れないし、1回かも知れないが、とにかく行った。店の大きさに似合わず大きな棚はほとんどがからっぽになっていて、少しだけ残っている商品には50%だったか、かなりの値引きがされていた。生鮮コーナーも空になっていたが、電池とかそういった日持ちするもの(こういったものも結構置いてあった)はまだそこそこ残っていた。店長がレジをしていて、「なくなっちゃうんですね」みたいに話しかけた気がする。その時店長が何と答えたのか、その時私が何を買ったのかは、例によって覚えていないが、恐らく支払いはPayPayだったし、店を出る時には愛想が良いわけではなく優しい声でありがとうございましたと言われたのだろう。

玄関を開けると雪が降っていた。街灯に照らされてグラデーションになっていた。普段使わない方のスニーカーを足で並べた。いつも使っている方はまだ濡れているだろう。つま先を地面に当てながら外へ出た。傘を手に取り、ゆっくりと開いた。雪が傘に当たる音がした。しゃく、しゃく。コーラを口に含んだ時の音に良く似ていた。足下を見ながら歩き出した。雪が斜め後ろへと降りはじめた。黒いアスファルトに白い水玉が出来ては消えていた。路傍の植木鉢は白くなっていた。後ろからカップルが早足で追い越していった。二人とも足下をじっと見つめていた。顔を寄せ合って何かを話していた。秘密の話をしているようだった。四つ並んだ肩はすでに白くなり始めていた。雪は降り始めたばかりなのだと分かった。「準備中」と書かれた店から漏れ出た光が雪をオレンジに染めていた。店内では黒い人影がかがんでいた。自転車がゆっくりと脇を通った。運転手は濃い緑の雨合羽を着ていた。運転手はフードを深く被っていて、そのフードもまた濃い緑をしていた。外見は分からなかったが、自転車の漕ぎ方から男性だろうと感じた。風が吹くとひどく寒かった。地下鉄の駅はひときわ明るく輝いていた。傘を肘にかけて柱に寄りかかる女性がいた。空と屋根の境界から外を見上げる男性がいた。足早に駅に吸い込まれる高校生がいた。周囲を見渡し、傘を下に向けた。傘を畳み、軽く地面にたたきつけた。傘の周辺だけが白くなった。ストラップを傘の周囲で一周させ、金属のボタンをとめた。エスカレーターに乗り、ゆっくりと地下に降りた。

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暴露と北部と後藤

何を書こうか分からずに書き始めています。

「何の話しよっか?」

「最近面白いことあった?」

「うーん難しいなぁ…そっちは?」

「うーん、特に思いつかないかなぁ」

「そっかー…」

「……」

みたいな会話ってどっちかがちょっと気があるから思い切ってデートに誘ったけど共通の話題がなんなのかわからない男女、とかでよく起こる気がするけど自分の経験しかわからないのでただの暴露話になってしまった気もする。

 

終わり。

話題の転換。

最近北部食堂によく行く。客層が随分と変わってしまった印象がある。1階ではやたらと大きな声で全く面白くない話をしている、サークルのジャージを着た男子4人組とかがいたり、2階では男女3対3みたいな集団が席をくっつけ密でご飯を食べていたりしている。

2階にまともに行ったことがなかったので元からそういう集団が多かったのかはわからないが、どういった集団なのか少し気になる。

ちなみに僕は大してまともに自粛してないし、別に大人数でご飯を食べてても「楽しそうでいいなー」としか思わない。うるさいのは嫌だけど。

いや、でもその6人組とかも別に楽しそうでもなかったりするんだよな。サークルの会議の後ご飯食べたいけどなんか男女別で食べに行くのも仲悪いみたいだしとりあえず一緒に食べようか、みたいな。案の定自分をさらけ出しにくいから話は表面的なつまらない話になるし、みたいな。

 

さておき。

先輩の家で見たお笑い番組四千頭身が出てきた時、なぜか後藤にめちゃくちゃ親近感があった。実は小学校からの友達で大学までずっと一緒で、中2の時は毎日一緒に帰ったし、あっ、そういえば去年彼女にフラレた時にワインを持ってうちに来てくれたことあったな、的な。いや全くそんな事実無いんですけど。なんでこんなに親近感あるのかなーとずっと考えていたんですが、1つ有力な仮説が浮かび上がりました。

《後藤、自分の目標とするツッコミ像と被ってる説》

四千頭身のネタって、「都築と石橋がわちゃわちゃしててそれを後藤が一歩引いて見ててツッコむ」ネタと「都築と後藤がわちゃわちゃやってて、会話の中でツッコミを入れる(石橋は右で立ってる)」ネタが多い気がするのですが、前者のあまり話さず一歩引いて見ててツッコミ入れるタイミングを見逃さずツッコむスタイル(口を開くと毎回笑いを持っていくタイプ)も、後者の、会話を進行させつつ軽いボケを見逃さずツッコむスタイルも、理想的なんですよね。だからな気がする。知らんけど。

あー、ノリが良いやつと話したい。無限にツッコミたい。ツッコミ上手いやつにめちゃくちゃにボケるのも楽しい。ツッコミにくめのボケ入れてどう返して来るのか楽しみにしたい。そんな光景を誰かが見て、ふふっ、てなってるところを見たい。相方、募集しています。

 

 

意外と長く書けたので満足しました。次の記事は半年くらい先かも。

 

バイバイ

日本海飲んだくれ道中

札幌から京都まで日本酒の酒造を巡りながら帰ろうと思います。

 

日程

1日目

札幌→新函館北斗新青森→青森→十二湖→秋田

2日目

秋田→酒田→羽前大山(うぜんおおやま)→新潟

3日目

新潟→金沢→加賀温泉

4日目

加賀温泉→京都

 

時間は画像参照

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本当は青函フェリーで北海道を脱出する予定だったのですがフェリーターミナルまでの移動が難しく一日目が本当に移動で終わってしまうので諦めました。フェリーを使うなら五稜郭から徒歩か札幌からシャトルバスの二択になるかと思います。

また、本来は特急に乗る予定もなかったのですが鈍行では北海道が広すぎて一日目が本当に(以下略)。というかフェリー乗れない時点で新幹線使わないと本州に出られないので仕方ないですね。

 

札幌で泊めてくれた友人に6時過ぎに別れを告げ、酒造巡りの旅開始です。と、札幌駅に向かう前にスーパーに寄りました。購入したのはこちら、小樽ワインナイヤガラです。

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おたる醸造 ナイヤガラ

前日に友人に勧められて飲んでめちゃくちゃ美味しかったんですよね。そんなこんなしていたら時間ギリギリになって地下鉄に走りました。間に合って良かったです。

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スーパー北斗。かっこいい。

最初に乗るのはこちら、スーパー北斗です。

えきねっとで予約して15%割引で乗れました。2週間以上前に予約すれば40%くらい割り引かれるようです。意味が分かりません。JR西日本では早得きっぷなどがあるみたいですが、詳しいことは分かりません。

前日に買っておいたパンを食べて、寝て、気付いたら新函館北斗に着いてました。ここからは新幹線はやぶさに乗り換えて新青森を目指します。

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はやぶさ。色が良い。

青函トンネルを通れると思ってテンション上がってたんですけど、当たり前ですが中から見る分にはただのトンネルでした。

ふと不安に思って十二湖での所要時間を調べると、駅から上の方に上がるのに片道15分、トレッキング1時間半と書いてあり、おまけに帰りの時間にはバスが無くてタクシーを使う必要がありそうだったので十二湖は諦めました。まぁ、天気も悪いしちょうど良かったということにして自分を慰めます。

気付くと寝ており下車の5分前くらいに起きました。新幹線に乗るとなぜかとても眠くなりますよね。降りてから指定席券の払い戻しと延長をしてもらいましたが、手数料が340円ほどかかったので一番短い区間に変更してもらってそれを投げ捨てた方が安く済んだなぁと反省しております。

新青森から青森駅までって歩ける距離だと思っていたら4kmほどあったので30分ほど待ってJRに乗ります。もちろん18切符にはんこを押してもらいます。

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新青森駅のリンゴジュースの自動販売機。とても美味しかった。

青森では一時間半ほどの滞在です。前々から目を付けていたB級グルメ味噌カレー牛乳ラーメンを頂きました。普通に美味しかったのですが味噌がカレーに負けて、カレー牛乳ラーメンになっていたような気がします。常連さんとお店の奥さんが話していたのですが、すごくなまっていて東北ぽさがあり良かったです。

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浅利さんにて

音がでかいし突然鳴るためびっくりすることで有名な津軽海峡歌詞碑。

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歌詞碑

あたりのお土産屋さんを軽く物色して秋田へ向かいます。

乗るのは!!こちら!!!リゾートしらかみ!!!!

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リゾートしらかみ。緑がかっこいい。

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内装もきれいです。

席がきれい!

窓がでかい!!

新車の香り!

日本酒が置いてある!

スイッチバック

海!!!

 

とまぁめちゃめちゃにテンションが上がります。

こいつに13:51~18:56と5時間と少しお世話になります。

 

ふと不安になり(またこの流れ)行く予定の酒造が試飲販売を行っているかを片っ端から電話して聞いていきました。

 

結果……ほぼ全滅

 

旅程を考える段階で確認するべきでした。残っているのは出羽ノ雪資料館、高清水(試飲はなし)程度です。と、いうことで居酒屋巡り+酒屋の主人とお話をする(試飲できればなお良し)といった感じで行こうと思います。

 

まぁそれはそれで楽しそうかもな…と思っていたところ、加賀に泊まる予定だった友人から行けなくなったとの連絡が入りました。加賀の宿はキャンセルして金沢のゲストハウスを取りました。いよいよ夜遅くまで酒が飲めるようになりました。

車内販売で白神のしずくを購入し、座席で飲んだり海岸線を眺めたりして過ごし、ようやく秋田に到着です。

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日本酒を飲みながらの電車旅。最高。

リゾートしらかみでの旅が終わってしまうのは寂しいですが、また乗ろうと誓ってホームを後にします。少し歩いて宿へチェックインし、宿に荷物を置いて夜の街に繰り出します。いくつか探していた店はあったのですが、とても良さそうな店を発見してしまったためそちらへ。

 

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お通しとまんさくの花。冷や奴の上の味噌ににんにくが混ぜてありパンチが効いて最高です。

お通しと一緒にまんさくの花を頂きます。お通しが信じられないくらい美味しい。酒ももちろん美味い。これは期待できるぞ、と思ってついつい頼みすぎてしまいました。

 

何を食べても美味い。コマイという魚は初めて聞いたのですが最高でした。

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こまいの一夜干し

 

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唐揚げ

もう少し飲みたかったので気になっていた日本酒の試飲ができるところへ。

店員さんにオススメしてもらったど辛とゆきの美人をいただきました。日本酒の知識がいろいろと貼ってあります。閉店直前まで居座り宿に戻りました。キャッチが多くて大変でしたが電話をしているふりをして乗り切りました。部屋で軽く酔いが冷めるのを待って温泉に入り、この旅最長移動距離の一日目が終了しました。

 

 

二日目

 

9時13分発の電車で秋田を出発し、山形県で寄り道しながら新潟に向かいます。なぜか9時半に出発だと勘違いしており、駅でお土産を買っていこうと思っていたのですが新型コロナウイルスの影響で開店が9時になっていて入れず、9時まで時間を潰そうとあたりを散歩していました。ふと不安になり時間を確認すると全然時間がないことが判明し、駅まで走ってなんとか電車には間に合いました。日本酒は買えませんでした。

羽越本線にて酒田へ向かいます。ほどよい時間なので昼食を取ることにしました。美味しいとんかつ屋があるようだったのでそちらへ。脂がのっていて肉本体の甘みも感じられとてもおいしかったです。

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とんかつ

そこの主人に酒田で日本酒が買えるところがあるか尋ねたところ、阿部酒店というところが駅近くにあると教えていただいたので歩いて行きます。お店の方に話を聞きながら夏酒を購入し、酒田をあとにします。

続いての行き先は羽前大山です。羽前大山での目的はただ一つ、出羽の雪資料館です。まず売店スペースで7種類ほど試飲させていただき、一番気に入った無垢の酒を購入しました。購入したお酒はクール便で京都に送ることにしたのですが、ついでに他の荷物を入れて送っていただけることになり、ナイヤガラと夏酒を送ってもらいました。その後、入場料100円を支払って資料館の方を見て回りました。資料館は伝統的な酒造りの道具が多数置いてあり、歴代内閣総理大臣の「国酒」という書もあり、お米の品種のお話もありと、大変充実した内容でした。100円支払う価値は十分にあると思います。駅まで歩いている最中に家庭菜園の枝豆を収穫している夫婦がいたり、駅のホームで高校生が寝転がっていたりと、とても良いところでした。名残惜しいながらも電車に乗り込み、新潟を目指します。

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羽前大山

だいぶ天気が良くなり、車窓いっぱいに広がる田んぼや日本海などを楽しみ、新発田駅で乗り換えです。新発田では諏訪大社にだけ訪れました。

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諏訪大社にて。(このオブジェは......?)

どうでもいいですけど新発田をしばたって読むのが納得いきません。普通に考えたらしんほったですよね。そんなこんなでこの日の目的地、新潟に到着です。

新潟駅前を歩いているとこのお店を発見。この外装を見たら入らないわけにはいきませんでした。

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やきとり大将


入るとお母さんが常連さんに挟まれるカウンター席を指さしながら「ここしかないんですけど大丈夫ですか?」と聞かれ、「はい!!」と即答しました。緊張と期待の混じった感情でカウンターに座り、メニューを見ると……安い!!!鶴齢と焼き鳥を何本か、もつ煮を頼んでみると美味い!!

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焼き鳥


やっぱり新潟のお酒は料理に合いますね。その後追加で焼き鳥とビールを頼んで飲んでいると常連さん3人に話しかけていただき、日本酒をおごって頂いたり漬物を頂いたり、他にもいろいろな話を聞かせて頂いたりととても楽しかったです。日本酒は鶴齢以外に〆張鶴、亀の翁(かめのお)、無鑑査を飲みました。無鑑査はとても安かった(確か1合300円程度)のにもかかわらずとても美味しく驚きました。漬物は信じられないほどしょっぱかったのですがそれがまた日本酒に合ってたまりません。また新潟に来たときはこの店に来ます!!その時はぜひまた飲みましょう!!!と言って常連さん2人を見送りました。それからもう一人の常連さんにスナックに連れて行っていただきました。ウイスキーを飲み、ママさん(でいいのだろうか)とその方と話し、食事も出して頂き、店にいらっしゃった他のお客さんと話し、とこれまたいろいろな話ができて最高でした。ここでの話はほとんど覚えていませんが。最高の気分でビジネスホテルに行き、充実の2日目が終了しました。

 

3日目

 

突然ですが皆さんは新潟から金沢に行くにはどうやって行きますか?新幹線?私鉄の乗り継ぎ?土日であれば北陸お出かけパスがあるので即決できますが平日の場合は?18切符の特例利用をうまく使う?ちなみにジョルダンによると高崎経由で新幹線に乗車するルートが良いらしいです。意味が分かりません。

上越妙高乗り継ぎで新幹線+特急しらゆきというルートも教えて頂いたのですが時間帯の関係であまり特急の恩恵を得られず……。結局私は高速バスに乗車することになりました。平日であれば多分コレが一番コスパ良いと思います。

新潟駅8:00発、金沢駅12:37着なので4時間半で5000円です。ちなみに青森からリゾートしらかみに乗車して秋田まで行っても3000円程度なので安いかと言われるとうーん……という感じです。あの区間をもう一度JR所有にしてはくれまいか。さて、金沢駅に昼過ぎに着き、gogoカレーを食べました。

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gogoカレー

駅にある地酒蔵というところで日本酒の有料試飲ができたので日本酒を少しだけ飲みました。飲んで、つい最近金沢に来たこともあり夜までしたいことがなくなりました。とりあえず荷物を宿に置かせて頂き、とりあえず日本酒を買いました。それから、金沢21世紀美術館に行き、「えっ、こんな高いの!?」と驚き、無料で入れるところをぐるぐる回り、外に出て、喫茶店を探し、入りました。そこで持って行っていた本を読み、前進の速さが異常にはやいという突然変異をもつゾウリムシの存在を知り、コーヒーを飲み干してしまったので買った日本酒を置きに宿に戻り、シャワーも浴び、Twitterを見、このまま寝ようかとも思いつつ、よくわからん小説の最初部分を書きました。続きません。

何をしていたのか覚えていませんが夜ご飯を食べられる時間になったので居酒屋を探します。駅前の方と片町の方が飲み屋街となっていたのでとりあえず駅前で探しました。が、良さそうな店は予約で満席、他の店はビビッと来ない、となかなか決まらず、かなり歩きまわり、魚が美味しいと評判のお店に決めました。入るとご夫婦でいらっしゃっている常連らしき方の旦那さんの方に大変に嫌そうな顔をされます。失礼だなと思いながら手取川あらばしりというお酒を飲み、ホタルイカとアジのたたきなどを食べました。

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とても美味しかったです。そろそろ帰ろうかとしている頃にその男性から声をかけられました。話してみると若者が来たからコロナ持ってるんじゃないかと思ったとのこと。誤解も解け、梵というお酒をごちそうになりました。うまい。食べ終わり飲み終わり、お会計を済ませ外に出ます。とはいえ男性の嫌そうな顔でかなり精神的に削られたので一旦宿に帰ることにしました。

この日私が泊まったのはSHARIN Kanazawa Traveler's Innというホステル兼バーだったので、そこでジンをいただきました。美味しかったです。値段は覚えていませんが安かった記憶があります。他のお客さんもおらずオーナーさんと二人だったのでコロナの影響とかどうですか?とかなんでこのホステル始めたんですか?とかそんな話をいろいろ聞き、途中で常連さんも来たので一緒に少し話しました。オーナーの方も常連の方もとても良い方で、話していてかなり精神的に回復したので片町の方へ行くことにしました。

キャッチの方をスルーし良い雰囲気のお店を探し歩き回ります。チェーン店っぽいところやスナックばかりであまり惹かれるようなお店がなく、20分以上うろついていたと思います。すると、突然周りとは違った雰囲気の細い通りを見つけました。

ここの通りです

https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92920-0981+%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E7%9C%8C%E9%87%91%E6%B2%A2%E5%B8%82%E7%89%87%E7%94%BA%EF%BC%92%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%93%E2%88%92%EF%BC%92%EF%BC%97/@36.5607304,136.6511844,18z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x5ff8347fc7258c8b:0xa9f50bf5dbe96311!8m2!3d36.5607304!4d136.6520612?hl=ja&authuser=0

 

おでん屋に入るとお客さんは誰もおらず、店主の方と日本酒の話やそのほか全く関係ない雑談もし、その通りのバーを紹介していただきました。ここのおでん屋でいただいた日本酒のおでんのだし割りが最高に美味しかったです。冬になったら絶対にやります。そのバーに行くとお客さんが二人おり、店長オススメのカクテルをいただき、お客さんと一緒にたわいもない話をし、さらに奥のたこ焼き屋さんを紹介していただきました。

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たこ焼き。アツアツでおいしい。

バーの店長さんが「後から俺も行くから」と言っていて正直適当言っているのだと思いましたが(笑)、一人でたこ焼きを食べていると店長さんが来られて、そこでも少しお酒を飲み、完璧に酔っ払っていたのもあっていろいろ話し(語り)ました。

次金沢に来てもこの通りに来たいなと思いつつ、最高の気分でゲストハウスに帰り寝ました。

 

4日目

 

この日は帰宅するだけです。若干の二日酔いを感じつつ18切符を用いて帰ります。ゲストハウスから駅に向かって歩こうとした時、大雨が降っていることに気付き、ゲストハウスの方に車で送っていただけないかと聞いたところ、傘を下さるとのことで、ありがたく頂きました。電車に乗り、何度か乗りかえて帰りました。2時頃に京都に到着しました。

 

 

今回とても楽しかったのでまたこういう飲み歩き旅をしたいと思います。前半と後半で書いている時期がかなり空いたので文体が変わっているような気がしますが、気にしないでください。それでは。

周期的に大量発生するセミ、周期ゼミとは

良い文章というのはwikipediaの引用から始まる。これは地球で太陽が西から昇ることや、魚が陸地でしか暮らせないことと同じくらい自明な、太陽系内にあまねく知られている事実である(要出典)。そのため、ここではwikipediaの引用から文章を始めることとする。

 

周期ゼミ(しゅうきゼミ)とは、セミのうち Magicicada 属に属する複数の種の総称。
毎世代正確に17年または13年で成虫になり大量発生するセミである。その間の年にはその地方では全く発生しない。ほぼ毎年どこかでは発生しているものの、全米のどこでも周期ゼミが発生しない年もある。周期年数が素数であることから素数ゼミともいう。
17年周期の17年ゼミが3種、13年周期の13年ゼミが4種いる。なお、17年ゼミと13年ゼミが共に生息する地方はほとんどない。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%9C%9F%E3%82%BC%E3%83%9F

 

2016年、アメリカのアイオワでは何十億匹もの17年ゼミが現れたらしい。

https://tenki.jp/suppl/romisan/2016/08/17/14781.html

 

……………は???????何十億?????????は??????????自然界怖すぎ引くわ。 セミ好きな方は2016年の17年後、2033年に北米に行かれることをおすすめする。セミアレルギーになったなどという苦情は一切受け付けません。

さてさて、賢いみなさんの頭にはたくさんのなぜ?が浮かんでいることだろう。生物をする時にはなぜ、を「何のために」(究極要因)、と「どうやって」(近接要因または至近要因)に分けないといけないと本に書いてあったので分けて書く(詳しく知りたい方はティンバーゲンの4つのなぜで検索 )https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%81%AE4%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%9C 

① 何のために周期的に成虫が大発生するのか
② 13あるいは17年といった長いスパンでの周期的な大発生はどのように得られたのか
③ 何のために素数なのか
④ 何のために「17年ゼミと13年ゼミが共に生息する地方はほとんどない」のか

 

ひとつずついこう。
① 何のために周期的に大発生するのか
これにはいくつかの説があるらしい。
一つ目は、交尾の相手を確実に見つけるため。何年間もかけて土のなかで成長して子孫を残せないというのは確かに繁殖の効率が悪い。
注:セミが幼虫でいる期間は種により異なり、また栄養のあまりない場所や寒い場所では成長も羽化も遅くなるなど、生育環境によっても異なるため、何年とは言えないのだ!

参考:http://zikade.world.coocan.jp/life.html

二つ目は、エスケープ、あるいは希釈効果と呼ばれる理由によるエスケープとは、要するに天敵が食べきれないほど多くの数が同時に出現することで自分が食われる可能性を下げるという戦略だ。この戦術は天敵よりも生活史が長い、つまり世代変化がゆっくりな生物にしか用いることができない。天敵であるクモを考えてほしい。おなかいっぱいにセミを毎年食べられるなら、クモの繁殖の成功率が上昇し、結局何年か後には大量のセミの数に釣り合うところまでクモの数が増える。一方、セミの大量発生が起こる年と起こらない年が大きく離れていた場合、せっかく大量のエサのおかげで増えたクモの子孫はセミの姿を全く見つけることができない。多くのクモが餓死し、結果的にそのクモの子供の数は前年と同じかそれ以下になるだろう。どちらも説得力がある。どちらがより大きな要因なのだろうか。まぁ、両方正しいのだろうが。

② 長いスパンでの周期的な大発生はどのように得られたのか
他のセミと比べて13年、17年という羽化までの期間は長い。進化の過程で徐々に羽化までの期間が延びたのだろう。でも、どうやって?
コ○ン君「そんなの簡単じゃん。自然淘汰でしょ?小学一年生でもわかるよ。」黒ずくめの男「それはどうかな。説明してやろう。」プライドが高いコナ○君「うるせえ眠れ!」麻酔銃パシュ 黒ずくめの男「うっ…………」阿笠博士「わしが代わりに説明しよう。」

まず、そんなに簡単じゃない理由を教えてやろう。確かに個体によって変異が起こり他のセミより一年遅く羽化するセミもいるだろう。そいつが変異のないセミよりもよく子供を作ることができれば羽化までの期間は伸びる。が、上に述べた通り、大量発生には大きなメリットがある。本当に変異体は変異のないセミよりもよく子供を作ることができるか?むしろ子供を残す前に死にやすいのではないか?

さて、セミが地中にいる期間が長くなった理由について一つの説を見つけた。それとは、「地球が氷河期に入り気温が下がり、セミの幼虫の成長速度が遅くなって、結果的に地中にいる時間が伸びた」というもの。

まさかの偶然説。でもこれ以外思いつかない。確かにこれなら同じ年に羽化するセミの数は(ある程度減るにせよ)保たれるから、上で書いたようなメリットは保たれる。研究室でセミをさまざまな温度で飼育すれば検証できるだろう。というか誰かしてるだろう(だろうとか言う前に論文探せ)。

③ 何のために素数なのか

これには有力な説が一つある。が、下を読む前に少し考えてみてほしい。素数の持つ性質を考えれば思いつくかもしれない。思いついた人にに金一封とかはありませんが褒めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思いつきましたか?考えることをサボっちゃだめですよ?読んでからはもう読んでない状態には戻れませんからね?

 

それでは現在有力な説を発表しよう。

それは、「交雑によって周期が変わる確率を下げるため」である(吉村、1997)。

以下吉村仁さんの話

 「氷河期以前は毎年のようにセミは羽化していました。しかし氷河期に入ると幼虫が育ちにくくなり、セミの数も減ってしまった。そこで種間で羽化の時期を同期することで成虫になった時にお互いに合うことのできる進化をしました。そしていろいろな周期で羽化するセミが出現しました。もし複数の種のセミが同時に羽化したならば、違う種間での雑交が起きてしまいます。すると雑交では種を残せないばかりか、同期の時期にもずれが生じてしまい、結果絶滅してしまいました。13や17といった数は他の数字と比べても大きいし、公倍数も少ないのでそういったことから回避できたのでしょう。」

https://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/periodical_cicadas

最小公倍数が大きければ大きいほど異なる種との交雑の頻度は減少する。そのため1と自身以外に約数を持たない素数という数にになったのではないか、ということだ。

一方、別の説を東京のどこかの科学博物館で見た気がする。それは、周期的に発生する天敵と鉢合わせないようにするため、である。例えば一世代が3年の寄生バチがいたとする。セミの発生周期が15年だとすると、セミが出るたび、15年に一度大量の寄生バチにやられる。しかし、セミの大量発生周期が13年だと、寄生バチにやられる周期は39年に一度と、15年と比べると頻度が半分以下になる。こういう理由で素数になった可能性もあるだろう。

ところで調べていくと、最新の(そして驚きの)研究結果があった。13年ゼミと17年ゼミの交雑の遺伝子的証拠が見つかったのだ。そして、その交雑による子の多くは驚くことに13年か17年で羽化するのだという(2018)。この結果から違う周期のセミ同士が交雑したら周期がずれるから素数、という説はもしかするとひっくり返されるかもしれない。なぜこんなにも周期が安定しているのか、がこれから研究されることだろう。

https://www.google.com/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASL4N51TRL4NULBJ00Z.html

④ 何のために「17年ゼミと13年ゼミが共に生息する地方はほとんどない」のか

調べても出てこなかったが、大量発生のメリットを得るためには同地域の個体が同時に周期を伸ばす必要があったのだろう。そして13と17の差は気温の高低なのだろう。

 

どうだっただろうか。少しは周期ゼミ、あるいはセミに興味を持っていただけただろうか。夏に誰かと一緒にセミの声を聞いた時にうるさいな以外の感想が浮かぶようになったり、こんな話をしようと思えるようになったりしてくれたらそれほど嬉しいことはない。

それじゃ、これから私は17年間休むのでまた2035年にでも会いましょう。みんみん。

シェアハウスについて

最近、シェアハウスが気になる。

誰に向けた記事でもないし、本当にシェアハウスするかどうかも全くの未定だが、有り余る時間と少しの承認欲求とを満たすために、徒然なるままにフリックの赴くままに打ち込まんとする。

以下個人的な意見しか言わないので、全ての文頭に「個人の意見だが」と勝手に補いながら読んでいただきたい。お前がやれと言われそうだがやらない。ドSなので。

シェアハウスの1番のメリットを先に言ってしまえば、「人と何もせずに話せること」だ。

https://twitter.com/monta_vol/status/1099674229086183424?s=21

https://twitter.com/psb_g/status/1091006840836546560?s=21

もちろん世の中には人とできれば話したくない人や人と会う予定を入れるのに気合がいらない人、あるいはどんどん予定が埋まっていく人気者もいるだろう。一方で中間の人もいる。彼らは「話したいが面倒だから諦める」「誰か話しかけてくれないかなぁ」と考える。「今日暇な人遊ぼ」とかツイートすることになる。だがそんなツイートにリプライを送る人は珍しい。彼らはやはり「自発的に動かなければ人と会えない」のだ。

ここまでは彼らが一人暮らしをしている場合の話だった。彼らをシェアハウスに入れてみよう。

彼らが共有部屋でテレビを見ている。同居人が帰ってくる。「おかえりー。遅かったね。」「いやーバイトの先輩が急に休んだせいで片付け長引いちゃって」…といった感じに話すだろう。あるいは「飯どうする?」「ラーメン行くか」でもいいし、「スマブラしたくね?」「わかる」でもいいのだ。もっと言えば「スマブラしたくね?」「今日ちょっと疲れたから先寝る」でもいいし、2人が黙って自分のスマホを見ていてもいい。彼らは口を開くだけで会話ができる。

私はそんな生活に憧れる。今の生活の虚しさがなくなるなら同居人への多少の不満には耐えられる気がするのだ。それは擬似家族と呼んでいいものかもしれない。好きだからとかそういうわけでもなく、ただ一緒にいる。そんな関係性に憧れるのかもしれない。

 

最近、シェアハウスが気になる。